人間関係の悩みや仕事のプレッシャーなど精神的なストレス、あるいは過労や怪我、光、温度などの身体的なストレスが、自律神経を乱す主な原因となります。
自律神経の乱れにより、不安、緊張、不眠症、めまい、疲れ、頭痛、動悸などの症状があらわれます。
ストレスは自律神経を乱し、そのことが新たなストレスを生み自律神経を乱す負のスパイラルになります。
自律神経を乱すストレス
ストレスが過剰になり自律神経が乱されると心身両面から症状がでたり、また複数に症状が重なってあらわれたりします。
原因
日常生活のストレスを無理に我慢して抑えたり、慢性的なストレスの蓄積などによるものが最も多くみられます。
自律神経はストレスと密接な関係にあり、ストレスが過剰になると、体の活動期の「交感神経」とリラックスしている時に活発になる「副交感神経」のバランスが乱れます。
自律神経とストレスの関係
普段の生活ではストレスをコントロールしながら自分らしい生活を過ごしています。
過剰なストレス
過剰なストレスがかかると 過剰にストレスがかかると血管が収縮して血流が低下します。 血流が低下すると大脳辺縁系(不安、怒り、悲しみなどの感情を支配する)が興奮。 それにより不安感やうつ症状を引き起こします。
アドレナリンの分泌
ストレスとアドレナリンの分泌 またストレスがかかるとホルモンと自律神経の司令塔の視床下部から副腎皮質の中からアドレナリンが分泌されます。 アドレナリンには血糖値上昇や血圧上昇、免疫抑制、胃酸分泌促成、覚醒などの作用があり交感神経を優位にします。 その結果、交感神経優位が切り替わらず副交感神経とのバランスが崩れ、心身の不調を引き起こしやすくなります。
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自律神経とストレス 負のスパイラル
ストレス状態が続くと、物事が自分の思うように進まないという新たなストレスが生じます。
ストレスが負のスパイラルになる流れ
ストレス負のスパイラル
すると、今までのストレスに新たなストレスが重なります。
自律神経のバランスが一層乱れて、不調の症状を悪化させます。
それにより、解消できないストレスの影響が体の弱い部分にではじめます。
その結果、生活習慣を乱しやすくなり、体への負担が増えることに。
そうすると、体の負担が増え不調を感じ、また新たなストレスを生みます。
結果的に、ストレスがストレスを生み自律神経を乱す負のスパイラルになり、本格的な体調悪化につながります。
自律神経のバランスが乱れるとあらわれる不調
心
不安や緊張、落ち込み、イライラ、気力低下、集中力低下、情緒不安定
体
頭痛、疲れ、肩こり、たちくらみ、めまい、動悸、胃の不快感、便秘、下痢、耳鳴り、不眠、頻尿、疲労感、不眠、日中の眠気
肌
湿疹、かゆみ、ニキビ、乾燥肌、肌のくすみ、肌荒れ
自律神経の症状は人によりさまざまに違い、人によって度合いや引き起こされるタイミングも変わってきます。
不調を感じた時は、原因となるストレスを受け続けないように生活習慣を改善しましょう。
そしてまずは、しっかり休養をとることが大切です。
まずはご自分の現在のストレス状況を知り必要なケアを始めましょう。