季節の変わり目の自律神経の乱れ「体調不良を改善する方法」

季節の変わり目の体調不良「自律神経の乱れを改善する」

季節の変わり目になると、過ごしやすくなったのに、病院に行くほどではないけど、なんとなくだるくて、集中力もやる気もなくなっている・・・という事はないでしょうか。

季節の変わり目になると、天候が変わりやすく自律神経のバランスを崩して、疲れが取れなかったり、肩こり、腰痛、頭痛、うつ症状など、さまざまな不調を感じる事があります。

季節の変わり目に不調を起こす原因と、すぐにできるセルフケアの改善ポイントをご紹介します。

自律神経を崩す季節の変わり目 体調不良

季節の変わり目の3~4月、6~7月、9~11月は不調を感じやすくなります。

なんとなく気持ちがうつ状態、風邪を引きやすい、疲れやすいなど不調があらわれやすくなります。

また、昼と夜の気温の差や、月の平均気温の寒暖差が大きくなる季節で、差が大きくなると自律神経を崩しやすくなります。

季節の変わり目の体調不良10症状 

  • 体がだるい
  • 疲れやすい
  • やる気が起こらない
  • なかなか眠れない、眠っても目が覚めてしまう
  • 昼間も眠い
  • 食欲がない
  • 手足が冷たい
  • 胃腸の調子が悪い
  • 頭痛がする
  • めまいや立ち眩み、耳鳴りがする

 

自律神経を崩す 季節の変わり目の体調不良の原因

寒暖差

自律神経を崩す 季節の変わり目の体調不良の原因寒暖差

朝晩の寒暖差が5度以上になると疲労がたまりやすくなります。

寒暖差が大きいほど、自律神経のバランスを崩します。

自律神経は昼間に働いている「交感神経」と夜間にリラックスしていつ時に働いている「副交感神経」があります。

この2つ神経がバランスを取りあって、体温や発汗、呼吸、代謝や循環などがスムーズに行われます。

しかし寒暖差が大きいと、体温や発汗の調整が過度に頻繁になり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。

 

自律神経を整えて正常に働かせるにはエネルギーが必要になります。

しかし寒暖差が激しいと体温調節するためのエネルギーの消費も大きくなり、体は疲れて自律神経のバランスを崩してしまいます。

寒暖差が一番大きい時期

冬から春になる3月中旬頃が一番大きく昼と夜の気温差が平均で約11℃あります。

季節の変わり目の環境の変化

季節の変わり目には、環境も大きく変化することがあります。

子供の一人暮らし、夫の転勤、自分の仕事の環境、引越しなど生活環境に変化が起こりやすい時期でもあります。

環境の変化からのストレスから自律神経が崩れて、不調を感じやすくなる原因になると考えられています。

 

自律神経を整える 季節の変わり目の改善ポイント

十分な睡眠

まずは十分な質の良い睡眠を取り、疲労を改善しましょう。

寝ている間は自律神経のリラックス神経でもある「副交感神経」が優位になり心と体の疲れを修復してくれます。

睡眠時間が短いと、心身が休まらず「交感神経」と「副交感神経」の切り替えがうまくいかなくなります。

自律神経を整えるためには、質の良い睡眠が必要です。

寝る前に強い光を浴びると「副交感神経」の妨げになります。寝る前の1時間前くらいからは、スマホやパソコン、テレビなどを控えて、照明を少し暗くするとスムーズに眠りにつけるようになります。

また、良い睡眠を取るために、ゆっくりとお風呂に入ることも効果的です。

自律神経のバランスを整える食事

食事の時間をできるだけ規則正しくすると、生活のリズムを崩さないので自律神経を整える事に効果的です。

食事は3食しっかり摂り、バランスのとれた食事を摂って免疫力をアップしましょう。

食べ物の旬を摂るようにするのも栄養価が高くおすすめです。季節の旬を意識して摂りましょう。

朝食を摂る

自律神経のバランスを整える食事朝食を抜く人と、しっかり朝食を摂る人を比べると、朝食を抜く人はネガティブな気持ちになりやすい傾向にあるとされています。

朝食を摂ると胃腸を目覚めさせ体内リズムを調整する効果があり、自律神経のバランスを整えます。

朝食を摂らない習慣の方は、まずは何か口にする事から習慣化できると良いですね。

 

 

~例えば~

おにぎり、バナナ、サンドイッチ、ヨーグルト、牛乳

ビタミンB群には神経の働きを正常にする効果があります。

ビタミンBを多く含む食品

秋刀魚、カツオ、ウナギ、牛レバー、バナナ、豚肉、たらこ、ナッツ類

ビタミンB群の働きを助けるマグネシウム

昆布、わかめ、ひじきなどと一緒に摂るとビタミンB群の働きを助けてより効果的です。

 

自律神経を整えるために セロトニンを活性化

適度な運動は、自律神経のバランスを整えるセロトニンの分泌を活性化します。

またストレス解消効果にもつながります。

セロトニンの働き

セロトニンは、ドーパミン、ノルアドレナリンとともに脳内や中枢神経で働いている神経伝達物質です。

ドーパミンは、快楽や喜びの感情を司ります。

ノルアドレナリンは怒りや不安の感情を司ります。

セロトニンは、ドーパミンとノルアドレナリンを制御して精神を安定させます。

 

体を動かす事で心臓から血液が送り出され、新陳代謝が上がりセロトニンなどの神経伝達物質が活性化するといわれています

それにより、ストレスが解消され、運動後に心地よい気分になれる効果も。

急激な運動や過激な運動は逆に身体に負荷をかけすぎてしまうので、まずは散歩やウォーキング、ストレッチなど、自分の好みで無理のない範囲で楽しみましょう。

 

自律神経を整えるために 労わる時間

季節の変わり目に不調を感じている時ほど、意識してリラックスタイムを取りましょう。

女性の方は、いつも忙しく働いて自分の事は後回しになりがちです。

でも、1日の終わりの時間だけはゆっくりリラックスして今日も頑張った自分を労わりましょう。

1日の終わりに心地よくなり、リラックスできるものを選んで楽しんでみるのも良いですね。

~例えば~

  • 好きな香りのアロマテラピーで五感から癒される。
  • 半身浴で汗をかく
  • ゆっくりお風呂上りにボディーケアをする、その時に自分の好きな心地よい香りとテクスチャーのものを使って、お肌をケアをする。
  • 肌触りの良いルームウエアでくつろぐ。
  • ゆっくりと日記書いてみる。
  • 部屋を薄暗くして好きな音楽を聴いてみる。
  •  

まとめ

何となく不調が長引いていると、自律神経のバランスが崩れ免疫力の低下を招いてしまい風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。

秋は低気圧の日が多くなって、空気中の酸素濃度が低下しがちになり、その結果身体の不調を感じやすくなります。

また日照時間も少なくなり気持ちの落ち込みを感じる人もいらっしゃいます。

 

また、季節の変わり目は気温の差も大きいので自律神経のバランスを崩さないようにすることが、体調不良を防ぐポイントです。

なんとなく不調だわ、と感じている方は、まずはご自分の好きな対策を摂りいれて、疲れが溜まっている心と体を労わり、日本の美の季節の移ろいを楽しみながらリラックスしたいですね。。

 

-自律神経

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