仕事や人間関係などのストレスで心も体も疲れてしまい、なかなか眠れない、途中で目が覚めてしまうなど睡眠不足ぎみではないですか?
ストレスが原因で質の良い睡眠が取れないと疲労はたまる一方で、精神的にも不安定になり免疫力まで下がってしまいます。
ウォーキングはストレス解消効果のある、場所や相手も必要としない、自分のペースですぐに手軽にできる有酸素運動です。
ストレス解消のために「ウォーキングを始めようかな」と思っている方が、まずは最初に気を付けた方が良いチェックポイントとウォーキング効果を高める方法をご紹介します。
目次
ウォーキングを効果的に始める
ウォーキング効果
- ストレス解消
- 血流アップ
- 自律神経のバランスを整える
- 骨力アップ
- 脳の活性化
- ダイエット効果
- 生活習慣病予防
- 不眠を解消する
手軽に始めることができるウォーキングは、歩くことで血液の循環がよくなり脳が刺激されることにより自律神経のバランスを整えます。
ウォーキングは幸せホルモンのセロトニンを活性化させるので、気持ちを落ち着けリフレッシュ効果も高まります。
また、ストレスで乱れた自律神経を整えることにより、睡眠が深くなり不眠の解消にも効果的です。
年々日本人の歩数は減る傾向にあります。厚生労働省の平成28年の「国民健康・栄養調査」によると、1日平均歩数は成人男性が「6984歩」成人女性が「6029歩」です。
運動をするとストレス解消になると思っていても、わざわざトレーニングジムに通ったり、ジョギングしたりというのは少しハードルが高いですね。
「歩く」というのは日常生活の中で行っていることなので、まずは1日1.000歩多く歩いてみましょう。
ウォーキングを始めるときのポイント
継続して歩く事で、健康やストレス解消の効果が得られるウォーキングですが、最初からやりすぎない事が大切です。
最初にハードルを上げすぎると、継続するハードルも上がってしまいます。
まずはいつもより1.000歩プラスするくらいから歩いてみましょう。
体質や、健康状態などによってもウォーキングの内容は変わってきますが、最初は「もう少し歩ける」と余裕をもって心地よい程度から始めましょう。
ウォーキングを効果的にするポイント
姿勢をよくする
今まで運動習慣のなかったからなどは、立った時や歩くときなどに猫背になってしまう方が多いです。
猫背になると、首が前に出る・腰が曲がっている・肩が丸まっているなどの悪い姿勢となります。
上からつるされたようなイメージで、上半身を真っすぐにして、横から見た姿勢が、耳、肩、腰、骨盤が一直線になるのが理想のフォームです。
悪い姿勢で歩いても、酸素を十分に取りいれられません。
歩き出す時には胸を開いて呼吸をしやすく「姿勢をよくする」ことを意識して歩き出しましょう。
正しい姿勢で歩くポイント
- 正しい姿勢で歩くためにはまず正しく立ちます。
- 歩き出す時は、しっかりけり出して、踵から着地します。
まずはこれだけを意識して歩いてみて下さい。
これだけで自然と背筋が伸びて、ウォーキングの疲れがでない歩き方になります。
症状から見るトラブルの原因
腰痛
ウォーキングをして腰痛がある方は、歩いている時に反り腰になっている傾向があります。
肩こり
肩こりは猫背が原因になっている可能性があります。
膝や関節が痛む
膝や関節が痛む時は、筋力が少ないので、体重の多くが関節に乗って負担をかけている事が考えられます。
疲れる
歩くとすぐに疲れる人は、歩く時間が減って、筋力の衰えがある可能性があります。
ウォーキングを始める前の準備
自分の身体の状態を把握する
ウォーキングをする前のチェック
下記のような症状があるときはウォーキングを中止しましょう。
- 睡眠不足が続いている
- 体にだるさや熱っぽさ、頭痛などがある
- 少し動いただけでも、息切れや動悸がする
- 歩くと、膝の関節や腰などが痛い
- 血圧が高い
- 呼吸器系にトラブルや不安がある
- 食直後である
- 過労気味である
- 二日酔いで体調が悪い
- 下痢や便秘でお腹が痛い
- 熱中症警報が出ている
体に負担が少ないウォーキングですが、膝の関節や、腰、心臓などに不調を抱えている方は、始める前に一度かかりつけのお医者様に相談されて下さい。
ウォーキング中のチェック
この様な症状が出た時には、歩くのをやめてしっかり休みましょう。
- 膝の関節や腰が痛い
- 頭痛やめまいがする
- 急に疲労を感じる
- 息切れがする
- 吐き気がする
- 冷汗がでる
そして安心にウォーキングを続けるために、念のために医師に相談してください。
まとめ
日常生活の中でストレスを感じ「ちょっとイライラしてる」と感じた時に歩いてみませんか?
ウォーキングはストレス解消になったり、血流をアップしたり、脳の活性化に繋がったりといろいろとメリットが受けられます。
手軽に始められる有酸素運動で、体に負担が少なく始めることができます。
しかし、普段から運動習慣がない方がいきなり始めると、思いがけない怪我に繋がることもあります。また持病がある方はかかりつけの医師にご相談なさってから始めて下さい。
まずは自分の身体をチェックして、心も体の軽くするためのウォーキングを安心に安全に楽しみたいですね。