ホルモンバランスを整える嬉しい効果|食生活3つのポイント

女性ホルモンを整える食生活

何だか最近、自分の思うようにいかない事が多くなり、イライラする事が多くなった、疲れやすい、不眠症気味と感じる事がありませんか。

女性の中でも特に40代以降に感じる心と体の不調は、女性ホルモンが大きく関係しており、イライラする、うつ気味、心と体を健康に保つ、肌の美しさなどに大きく関係しています。

心と体の不調を改善して健康とアンチエイジングにも効果的な、女性ホルモンバランスを整える3つの食事対策ポイントをご紹介します。

女性ホルモンを整える食事対策

ホルモンバランスの崩れリスク

生活習慣リスク

  • 心身のストレス家族や夫、友人、会社関係、近所づきあい、人間関係がうまくいかず、不安などでストレスになってイライラする。
  • 些細なことでイライラして、そういう自分にも情けなくてイライラがさらに募ることもあります。
  • 睡眠不足(体内のリズムが崩れる)
  • 不規則な食生活(栄養素のバランスが崩れエストロゲン分泌に影響する)
  • 不規則な生活習慣(夜更かしは生活のリズムを崩し睡眠不足につながる)
  • 体の冷え(エストロゲンの分泌を低下しやすくなります)
  • 運動不足(血流不足になり冷え性や自律神経のバランスを崩しやすくなる)

 

ホルモンバランスの崩れであらわれる症状

女性ホルモンのエストロゲンの低下とストレスや睡眠不足が重なると症状が重くなる傾向にあります。

また20~40歳までの女性でも過激なダイエットやストレスを感じる事により、ホルモンバランスが乱れ「更年期症状」と同じような症状があらわれる人が多くなっています。

女性ホルモンの低下であらわれる症状

ホルモンバランスが乱れていることが原因で自律神経のバランスが崩れ心や体の不調を発生させます。

女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ることで、精神的な不安定、骨力の低下、脳梗塞や心筋梗塞のリスク、お肌の老化、抜け毛などいろいろな症状が起きます。

主な症状

  • イライラする、精神的に不安定になる
  • 不眠症
  • 新陳代謝が落ちて太りやすくなる
  • むくみやすい
  • 動脈硬化・脳梗塞・心臓病や高血圧などの血管系のリスクが高くなる
  • 骨力が低くなる
  • お肌の老化
  • 疲れやすい
  • 動悸・息切れ

 

ホルモンバランスを食生活で整える 3つのポイント

1. ホルモンバランスを整えて、補う食材

大豆製品|大豆イソフラボン

女性ホルモンを整えて、補う食材大豆製品
足りなくなった女性ホルモンを「補う」「整える」

女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする大豆製品に含まれているイソフラボンが効果的です。

 

 

女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」

女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ているために、エストロゲンと似た働きをします。
女性ホルモンを増やす、と誤解されますが、「エストロゲンと似た働きをして補う」という成分です。

豆腐、納豆、みそ、豆乳、油揚げ、黄粉、おからなどに大豆イソフラボンは豊富に入っています。

 

 

ホルモンバランスを整える 大豆イソフラボンの効果

 

イライラや不安感を軽くする

大豆イソフラボンは女性ホルモンのバランスを整えのぼせやほてりなどの改善効果があるとされています。

大豆イソフラボンを多く摂る食生活の日本人女性は更年期症状が楽になると考えられています。

大豆イソフラボンを多く摂っている人は、更年期障害によるほてりやのぼせのホットフラッシュがみられにくいという報告もあります。

しかし食生活の欧米化に伴って、若い女性の大豆製品の摂取量が減少しているといわれます。

 

記憶力を高めてやる気をアップ

女性ホルモンのエストロゲンは、脳の血流循環をアップして、脳細胞自体の働きを活発にする働きがあります。
エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することでエストロゲンと似た効果を得ることができます。

 

 

生活習慣病を防ぐ

女性ホルモンのエストロゲンが低下すると急激に悪玉コレステロール値が上昇することがあり、生活習慣病のリスクが高まります。

また食生活が欧米化した結果、血中コレルテロール値が増加する傾向にあります。

同じように若年性でも食生活の変化で悪玉コレステロール値が増える傾向にあり要注意です。

大豆イソフラボンは悪玉コレステロール値を低下する効果があり生活習慣病予防効果が期待できます。

 

悪玉コレステロールを下げる|効果的な組み合わせ食材

生活習慣病を防ぐ

悪玉コレステロールを下げるには、鯖、アジ、イワシなどの青魚、キノコや海藻類などの食物繊維を一緒に組み合わせて摂ると、さらに効果的です。

青魚のDHAとEPAには、血中の悪玉コレステロールと中性脂肪を減らして、血液をサラサラにする効果があります。

 

 

2. ホルモンバランスをアップする元となる原料を摂る

タンパク質|肉、魚、乳製品、卵

タンパク質は細胞の原料になり、女性ホルモンの元となるコレステロールを作ります。

女性ホルモンを整えるためにとりたいたんぱく質
ダイエットなどで食事制限していると不足ぎみになりますので、ダイエット中でも不足しないように、タンパク質を適量摂りましょう。

女性ホルモンが正常に分泌されるためには、まんべんなくバランスよく、なるべく数多くの食材を摂る事で効果がアップします。

食事から摂ることが基本です。

タンパク質はアミノ酸スコアーというバランスを数値化したタンパク質の栄養価を示す数値で表されます。

数値が高いほど理想的です。

項目 数値
牛肉(ロース) 100
豚肉(ロース) 100
鶏 胸肉 100
秋刀魚 100
あじ 100
100
大豆 100
牛乳 100
ヨーグルト 100
玄米 68
精白米 61
トマト 51
カボチャ 68
ジャガイモ 73
納豆 100

 

 

3. ビタミンE効果

女性ホルモンを整えるために ナッツ効果

 

脳下垂体で調整される性ホルモンの生成や分泌に働きかけて、女性ホルモンのバランスを整える効果があります。

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、精神状態の不安定さ、肩こり、腰痛、疲れやすさなどがあらわれますが、ビタミンEを摂取することで女性ホルモンの働きを調整する働きが期待できます。

 

ビタミンEの効果

抗ストレス

抗ストレスホルモンのコルチゾールの生成にかかわりがあり、ストレスに対抗する反応を高めます。

 

血行を促進する

冷え性や、肩こり、頭痛などの症状を改善する効果がみこめます。

また血流が上がることで細胞の新陳代謝が活発になるので美肌効果も期待できます。

血管の収縮を促し毛細血管を広げる効果があり、そのために広がった血管が血流を上げて冷え性などを改善する効果もあります。

 

アンチエイジング効果

ビタミンEは強力な、体のサビをつくる活性酸素に対して、サビを除去する抗酸化作用を持つことが知られています。

ストレスや紫外線で増える活性酸素によるシミやシワ、たるみができますが、活性酸素を防ぐ効果があり美肌や老化防止に効果的です。

生活習慣病や老化の原因となる活性酸素の増加を抑制する効果があるので、別名「若返りのビタミン」と言われます。

 

ナッツはビタミンEの宝庫食材

ナッツ類はビタミンE、鉄、亜鉛など女性にとって大切な栄養素の宝庫です。

ナッツ類に含まれるビタミンEが女性ホルモンの分泌を整えます。

ナッツの種類ナッツの種類
  • アーモンド
  • ピスタチオ
  • くるみ
  • マカダミアナッツ
  • ヘーゼルナッツ

 

 

ビタミンE豊富なアーモンド

ビタミンE豊富なアーモンド

ナッツの中でもアーモンドにはビタミンEが豊富に含まれます。

アーモンドのビタミンEは、かぼちゃの約5倍含まれ、食物繊維はキャベツの5倍も含まれています。

ナッツの食物繊維|便秘解消に効果的

ナッツに含まれている食物繊維は不溶性食物繊維で水に溶けません。水分を吸って胃や腸で膨らんで、腸の蠕動運動を活性化させ便秘解消効果もあり、腸内環境を改善します。

血液をさらさらにするオレイン酸も豊富に含みます。

 

アーモンド 1日の摂取量

生活習慣病の予防や便秘改善、美肌をアップする効果などが期待できます。

1日に25g(一掴みくらい)を目安に食べるのがおすすめです。25gのカロリーは約150kcalです。アーモンドなら25粒ほどです。

 

ナッツの摂取注意点

不飽和脂肪酸が豊富なナッツですが、酸化しやすいので封を開けたら屋は目に食べましょう。

 


まとめ

女性ホルモンが低下し始めると、ココロにもカラダにもさまざまな不調を感じるようになります。

不調を慢性的に感じるようになると、日常生活の中でも、不眠、イライラ、抑うつ、集中力の低下、頭痛などがあらわれて生活の質を落とすことにもなりかねません。

また女性ホルモンアップの食生活を摂る事は健康面ばかりでなく、美容面でもお肌のハリやしわを予防改善し美肌を作る、抜け毛を予防するなど嬉しい効果にもつながります。

生活の質を落とさず、美容面もアップするためにも、毎日の食生活で補える食材を意識して摂り、女性ホルモンの低下の影響をできるだけ緩やかにして、いつまでも若々しく美しく過ごしたいですね。

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