自律神経の乱れを整えリラックス神経を強化する|日常生活のコツ

自律神経の乱れを整えリラックス神経を強化する|日常生活のコツ

最近、疲れやすいしやる気が出ない、なんてことはありませんか?

女性ホルモンリズムが乱れる30歳代後半から40歳代前半になると、疲労感、動悸や発汗、めまい、肩こりや不眠などさまざまな症状に悩まされます。

これらの不調の背景には女性ホルモンのエストロゲンが減少しはじめて、自律神経のバランスが乱れるているのかもしれません。

自律神経が乱れると、不眠症やうつ、不安症、疲れ、めまいなど心や体に感じる様々な不調があらわれます。

自律神経を整えて、リラックスする神経をアップし、女性ホルモンを増やす方法をご紹介します。

 

自律神経の乱れ 女性ホルモン低下とストレスの関係

女性ホルモンの分泌と自律神経の働きは脳の視床下部という場所から指令がでます。

視床下部は脳全体の重さの1%もない小さな領域ですが、ホルモン分泌、自律神経に関わる体温や、食欲などを調整するたくさんの役割を担っています。

女性ホルモンが低下する更年期になると、ホルモンが乱れた事により自律神経にも不調がでやすくなります。

自律神経の乱れ 女性ホルモン低下との関係

 

女性ホルモンの種類

エストロゲン

エストロゲンの分泌量は20歳代をピークに40歳、50歳代になると急減します。

エストロゲンの分泌が多い期間は、お肌の調子も良くツヤはハリがあり、体に脂肪を付けるのを抑えたり筋肉量をキープしたりする働きがあります。

  • 自律神経のバランスを整える
  • 心臓や血管のトラブルを防止する
  • 皮膚の弾力や潤いを保つ
  • 悪玉コレステロール値が高くなるのを抑制する
  • 骨からカルシウムが溶け出すのを防止する
プロゲステロン

プロゲステロンがたくさんでる月経前になると、むくみやすく、眠くなったりします。

また食欲が異常に増えて過食になったりすることもあります。

  • 食欲を増やす
  • 基礎体温が高くなる
  • 眠くなる
  • 体内の水分量を保つ
  • 憂鬱になったりイライラしたりする

自律神経 2つの神経の働きの違い

ストレスがかかって交感神経の緊張が続くと血流が悪くなります。

すると卵巣の機能の低下を招きホルモン分泌を低下させます。

交感神経の働きが高すぎると、肩こりや不眠、発汗など起こります。

女性ホルモンのリズムが崩れるころになると意識して副交感神経の働きを高めることも大切です。

活動神経の交感神経(日中活発に) リラックス神経の副交感神経(夜に活発に)

血圧、心拍数を増やす 消化吸収を抑える 血管を収縮させる 興奮させる

活動モードの時に優位になります。昼間は血管が収縮して血圧も上昇し心臓の働きも活発です。

リラックスさせる 心拍数を減らし、血圧を下げる 消化吸収を高める 血管を拡張させる

夜になると優位になり血管が拡張されることにより血流がアップして血圧も低下します。

交感神経と副交感神経が互いにバランスを取りあって、内臓や血管の働きなども調節しています。

 

自律神経と女性ホルモンバランスの関係

ストレスを受ける自律神経の交感神経が緊張し、女性ホルモンの分泌まで低下させてしまいます。

男性に比べて女性はホルモンバランスを崩しやすく自律神経に影響を与えやすくなります。

自律神経は体の隅々まで張り巡らされていて、卵巣にも交感神経が取り囲んでいます。

ストレスが与える影響

心や体のストレスを受けると交感神経が優位になり、卵巣の血流量が減ることでエストロゲンの分泌を低下させるといわれます。

すると更年期の症状を感じるキッカケになることもあります。

ストレスがたまると感じる初期症状

だるい

疲れる

やる気がでない

自律神経を整える「リラックス神経を強化する日常生活」

仕事や家事など、やらなければいけないことがたくさんあって「やらなければ」とは思っていても、なんだか体に力が入らない、動かない・・・などという経験はないでしょうか。

ストレスが溜まると疲労感は感じるのに、やる気はうせて、不安を感じたり気持ちも沈みがちになります。

 

ストレスをためすぎると自律神経の働きが乱れて、さまざまな不調の原因になったり、代謝が下がるのでダイエットしても効果が出にくかったりします。

ストレスを感じている時には、小まめに緊張を解いて、リラックスする時間を持つことが大切です。

自律神経をリセット ティータイム

午後3時くらいにティータイムの時間をつくり一息入れると、家事や仕事などで緊張していた交感神経がゆるみ、緊張状態にあった自律神経をリセットすることができます。

ティータイムを楽しむときに、おしゃべりしたりすることはとても効果的です。

自律神経の改善 リラックス力をアップ

 

自律神経をリラックス 夕方の散歩

午前中は交感神経が上がりやすいので、夕方に散歩やウォーキングをすることは自律神経をリラックスさせて整えるのに効果的です。

少し汗ばむ程度に早足をいれたると自律神経がリセットされるので、好きな場所まで歩くのを習慣にするのがおすすめです。

「やらなくちゃいけない」「やらなければ」と自分を追い込むことを止めて、「明日やれることは今日はしない」など、まずは自分ファーストでリフレッシュ法を見つけてみましょう。

リフレッシュ後の方が、能率的にも上がると考えられます。

ストレス物質を減らす食べ方

早食いにならず、よく噛んで唾液を出すことも自律神経を整える効果があり、よく噛むとストレス物質が減ります。

スポーツ選手がガムを噛んで試合に出ているのも、ガムをかむと唾液が増えて緊張を緩和する効果がある、反応の速度を上げる効果を期待しているといわれます。

 

自律神経を整えるツボでリセット

ストレスで乱れた自律神経を正常に戻るツボ合谷のツボを刺激すると、気持ちが落ち着いて徐々に高ぶっていた気持ちが、徐々に平常心を取り戻すことができます。

 

ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す効果があります。

合谷の場所

手の甲、親指と人差し指の骨が交わるところの、少し人差し指のほうにあります。

合谷は別名[万能のツボ」とも呼ばれます。

頭痛、肩こり、女性ホルモンの乱れ、肌荒れ、便秘など幅広く不調に対応してくれます。

 

押し方

「気持ちいい」と感じるポイントを探して、人差し指側に向かって、反対の手の親指の腹を当て押します。


まとめ

本格的に心と体の不調を感じる前に、イラっとしたら手軽に押せるツボを試して不安や緊張を鎮めて、取りあえず気持ちを落ち着かせてみましょう。

手をマッサージするだけでも、自律神経の副交感神経を刺激してリラックスし、自律神経を整える効果があります。

快感や幸せ感を感じるホルモン(オキシトシン)の分泌を促す効果もあるといわれます。

ストレスでイラッとしたり、不安や緊張感が高まった時など、合谷のツボを覚えておくと、手軽に自分で症状を軽くする事ができるようになりおすすめです。

 

 

-ストレス

© 2024 頑張りすぎるあなたのリラックス・セルフケアの方法|relax style