何気なく歩いているだけでも、前の人が閉じた傘を振り歩いているので傘の先が当たりそうになったり・・・イラッとしてしまう。
そんな事はないでしょうか?
通りすがりの人に対してだってストレスを感じるのに、日常生活の中で大勢が集まる会社、グループ、家庭などのストレスはさらに逃げ場がなく「もう無理」と感じる事もあります。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、不眠症や胃腸障害など心と体に不調をもたらす原因になります。
そんな人間関係のストレスを感じて疲れているときのストレス解消方法のコツをご紹介します。
目次
人間関係のストレス 抱えやすい人の特徴
一人で抱え込む人
完璧主義の人は、周囲の行動だけではなく自分自身の行動にも完璧にこなそうとするのでストレスをためてしまいます。
自分の些細なミスでも自分を追い込んでしまう傾向にあります。
例えば、頼まれていた仕事を完璧に仕上げようとしたけど、自分の結果と理想にギャップがありストレスになってしまいます。
また、完璧主義の方は一人で抱え込んでしまい、人にお願いすることができないのでストレス状態を悪化させてしまいがちです。
思っていることを口にできない人
相手に対して頼まれたことは、なかなかNOといえない人はストレスを抱え込んでしまっている事があります。
例えば、食事会に誘われた時、あまり乗り気ではなかったり、用事があったりしても、ついOKしてしまったり、なかなかNOといえなかったりして、心に負担をかけてしまいストレスとなります。
思っている事を口に出すことは、自分の感情を整理したり、コントロールする事に役に立ちます。
しかし、なかなか自分の意見を言えない人、口に出さない人は、ストレスがたまっても自己完結してしまいがちになります。
それが慢性的になると、たまったストレスで心と体に不調をきたすことにもなりかねません。
自分の気持ちや意志を表すことも、ストレスをためない上でもとても大切なことでもあります。
不安要素を探してしまう人
心配性で、まだ起きてない未来の悪い事を想像して心配してしまう人。
まだ結果がでてないのに、「失敗したらどうしよう」「新しい環境になじめなかったらどうしよう」「約束の時間に合わなかったどうしよう」とまだ来てない未来の不安をためてしまいストレスになっている人。
心配性の方は、些細なことで不安になったり、ちょっとしたことを言われても落ち込む傾向にあります。
長期間、このような心配している状況にいる事が続くと精神的な疲労がたまってストレス状態になってしまいます。
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ストレスチェック
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人間関係のストレスを感じにくい人の特徴
マイペースを崩さないタイプの人はストレスを感じにくいとされています。
心の切り替えが上手でオンオフを上手に切り替えることができます。その結果、集中力も上がり成果を出すことにつながります。
マイペースタイプの人の特徴
考え方が楽観的でリラックスした状態で暮らしている
他人を気にしないので感情の起伏が少なく、感情表現が得意
過剰な競争心がなく、自分は自分だとおおらかで余裕がある
周囲の人と楽しく付き合える
人間関係のストレス 疲れた時の対処法
ストレスを抱え込みやすい人はデリケートで細かいことまで気にしてしまう傾向にあります。
その事が気になってしまい、ずっと頭から離れずもやもやとした状態を引きずってしまいます。
妥協点を見つける
自分の理想通りに物事が運ばないと不安や焦り、怒りに代わり、そのことでストレスを抱え込みやすくなります。
自分の思うとおりに物事が進まない時には、妥協点を見つけることでストレスを回避する習慣をつけてみましょう。
妥協点を見つけるポイント
自分の譲れないポイントを見つけておく
ここだけは譲れないというポイントを見つけておき他のことは流していくと、自分のイライラした気持ちの落としどころを探すことにもつながります。
ストレスの原因から遠ざかり距離感を持つ
他人にイライラするときは、相手との距離感が崩れてしまっていることもあります。
他人との距離感があまりに近いと、自分の価値観「こうあるべきだ」という自分の価値観や期待を知らず知らずに押し付けてしまっているときもあります。
その結果、自分の期待している行動を相手が取った時、自分は理解されてないという失望感が不満になり相手に対してネガティブな気持ちになってしまうことも考えられます。
自分は自分、他人は別の人格だからと必要以上に相手に「~あるべき」というものを期待しないようにすると、相手の言動で振り回されなくなることができますね。
自分だけの時間をつくる
自分だけの時間を、わずかな時間でも良いのでつくりましょう。
ストレスの原因に思い当たるなら、できるだけ遠ざかったり、バリアを張り防御しましょう。
例えば、家庭内でストレスを感じているときなら、お気に入りの場所に行く、できるだけ趣味や活動、運動などをみつけ外出するのもよい時間となります。
しかしそうはいっても、仕事や家事、家庭など何役もこなしている女性たちは、なかなか一人になる時間が持てません。
ストレスを感じている人は、自分だけの時間を作り「ほかの事を考えない時間」をつくってみましょう。
一人になる工夫
特別な場所は必要ありません。
- リビングの一角で、一人でお茶を飲む
- ソファに座りながらぼんやりする
- 仕事では、少しだけデスクから離れて一人になる時間をつくりましょう
- お風呂の中(湯船につかっている5分はぼ~っとする時間を持つ)
少しだけ空を眺める、休憩室でお茶を飲む、わずかな時間でも一人になれる時間を確保すれば気持ちの切り替えができます。
自分だけの時間を過ごすポイント
一人になった時には、仕事や家事、家庭の事、人間関係などを切り離しましょう。
そのわずかな時間だけは、自分だけの時間です。
ストレス発散には、誰にも干渉されずに気持ちをリセットする時間がとても大切です。
まとめ
人間だれでもゆっくりくつろぐ時間が必要です。
その自分だけの時間がストレスをリセットして、周りの人への気持ちに余裕をつくります。
その事がまた相手への思いやりに繋がり、結果的に自分の環境への良い影響を与えます。
短い一人だけの時間で少しずつでもストレスを解消しておけば、ストレスを過剰に溜め込んでしまうこともなく、心の余裕をつくります。
日常の中で10分だけでも「自分だけになる1人の時間」を堪能して、日々頑張っている自分を癒したいですね。